40歳、人生も株価も安定しない。今日も含み損益に振り回される私。
40歳になった。
若い頃は、この年齢になれば、もう少し落ち着いた大人になっていると思っていた。
仕事も安定して、貯金もそれなりにあって、休日にはコーヒーでも飲みながら、のんびり新聞を読む。
そんな大人を想像していた。
ところが、現実はどうだろう。
転職を繰り返し、人生はいまだに試行錯誤の真っ最中。
そして今年、そんな私が新しく始めたものがある。
**株式投資だ。**
これがまた、なかなか落ち着かない。
## 朝から始まる、私と株価の戦い
朝、目が覚める。
まず気になるのは天気……ではない。
株価だ。
日本の市場が開く前から、ニュースをチェックする。
「今日は上がるかな?」
「昨日の下げは取り戻せるかな?」
そんなことを考えながら、一日が始まる。
そして午前9時。
株式市場が開く。
持っている株が上がると、なんだか仕事まで順調に進みそうな気がしてくる。
反対に下がると、まだ何も起きていないのに、朝からちょっと疲れる。
株を始める前は、こんな生活になるとは思っていなかった。
## プラス11万円。私は投資の天才かもしれない
ある日、証券口座を開くと、評価損益がプラス11万円ほどになっていた。
思わず二度見した。
「おおっ! 11万円!」
まだ売っていないので、実際に儲かったわけではない。
それは分かっている。
分かっているのだが、やっぱりうれしい。
頭の中では、もう11万円の使い道を考えている。
新しいパソコンもいいな。
ちょっといいものを食べに行くのもいい。
いやいや、ここは堅実に再投資か。
**たった一度の含み益で、すっかり投資家気分である。**
ところが、株の世界はそんなに甘くない。
## 昨日の天才、今日はただの心配性
翌日、また証券口座を開く。
「あれ?」
昨日より減っている。
さらに翌日。
「おいおい、ちょっと待ってくれ!」
あんなに喜んでいた含み益が、どんどん小さくなっていく。
株価の画面を見つめながら、なぜか心の中でお願いしている。
「頼む、もう少し上がってくれ……」
もちろん、お願いしたところで株価は動かない。
そんなことは分かっている。
でも、お願いせずにはいられない。
プラスになれば強気になり、マイナスになれば急に慎重になる。
昨日まで「長期投資だから」と言っていたのに、今日は5分おきに株価が気になる。
長期投資とは、いったい何なのだろう。
## お金を増やすつもりが、感情ばかり増えている
そもそも、株式投資を始めた理由は、お金を少しでも増やしたかったからだ。
将来のことも気になる。
40歳。
老後なんて、まだまだ先だと思っていたけれど、気づけばそれほど遠い話でもなくなってきた。
銀行に預けておくだけでいいのだろうか。
少しでも資産を増やせないだろうか。
そんな気持ちで始めた株式投資。
ところが、今のところ増えているのは、お金よりも感情のほうかもしれない。
喜び、不安、期待、後悔。
株価が上がればニヤニヤ。
下がればため息。
証券口座の数字ひとつで、こんなにも気持ちが変わるとは思わなかった。
## 40歳、まだまだ勉強中
転職を繰り返してきた私の人生。
振り返れば、思いどおりにいかなかったことも多い。
そして今年始めた株式投資も、思いどおりにはいかない。
人生と株価は、どこか似ている気がする。
上がったと思えば下がる。
もうダメかと思えば、少し持ち直す。
ただ、ひとつ違うのは、株価は画面を見ていれば数字が分かるけれど、人生の価値は数字では分からないことだ。
40歳になっても、まだ知らないことが山ほどある。
失敗することもあるだろう。
買った株が下がって、後悔する日もあるだろう。
でも、せっかく始めたのだから、少しずつ勉強していきたい。
もちろん、無理のない範囲で。
……と言いながら、明日の株価が気になって仕方がない。
**40歳。人生も株式投資も、まだまだ途中。**
とりあえず明日は、上がってくれるとうれしい。
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### 今日のひとこと
「株でお金を増やしたいのに、今のところ一番増えているのは、ため息と独り言。」
※この記事は個人の投資体験を綴ったものであり、特定の銘柄や投資方法を推奨するものではありません。